mayo blog

恵比寿創作集団マヨ部の公式ブログ

日本の社長の実態が明らかに。「やはり、肉好きな男は出世する ニッポンの社長生態学」

このエントリーをはてなブックマークに追加

Book

どーも、こーじです。
今回は本の紹介をしたいと思います。紹介する本は「やはり、肉好きな男は出世する ニッポンの社長生態学」。

社長というとなんだか偉いイメージがありますが、大企業の社長から、中小企業、ベンチャーの社長まで千差万別です。
著者の國貞文隆さんは、ビジネス誌である東洋経済やGQの編集を経験された方でそこで取材した300人以上の経営者の姿や経歴が、本書のバックボーンとなっています。

タイトルとなっている「肉好き」の話も経営者の共通点の1つですが、正直、タイトルで損をしてる本です。
(個人的には「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 」を参考にして失敗してる感じがします)

もっと日本の社長生態学の部分を全面に押し出した読者に響きそうです。千差万別の社長たちの中から共通点を読み取った良著です。

この本で気になったポイントを少し紹介します。

■大企業の社長の人事は運
たとえば東京電力の場合をあげると。。
本来、東京電力の社長には長らく、政財官と交渉し、電力行政について交渉する総務部畑出身者がなっていたが、電力自由化などの時代をとらえ90年代からは企画部門が実力をつけ、最近は、両部門の力が拮抗するような人事が行われていた。しかし、今回の東日本大震災時の清水正考社長は主力部門ではない資材部の出身。
理由としては、2008年の柏崎刈羽原発トラブルで引責辞任した勝俣社長が出身の企画部から後任を出すわけにはいかず、総務部を押さえ込むため資材部という人事と言われている。だからこそ清水社長は権力基盤が弱いため、事件対応も後手に回り、勝俣会長が事後対応を引き受け記者会見にでていた姿が記憶に新しい。

■大企業において社長になるには、学閥
・NTTの歴代社長はすべて旧7帝大のいずれかの出身者
・東京電力も震災対応の不備で退任した清水社長は慶大だが、それ以外の歴代社長はほとんどが東大
・新日鉄では歴代の社長はすべて東大
・メガバンクでも歴代頭取はほぼ東大、京大。例外として慶大、早稲田、阪大、一橋出身者がいるくらい

だが、社内の権力抗争や不祥事などで学閥に異変が生じると、それ以外の大学出身者が社長になることがある。

■中小企業社長は命がけ
・日本電産グループの永守社長はインタビューでこんな風に語っている「銀行から融資を受けようとしても担保がなく、生命保険に入れと言われた。その意味するところは会社をつぶしたら、自殺して返さなくてはならないということ」

他にもオーナー社長について、ベンチャー社長の生態が事例たっぷりに書かれていますので、面白いですよ!特に自分の所属する会社の部分は必読だと思います!
タイトルは微妙ですが、中身は詰まった良著です!!

やはり、肉好きな男は出世する ニッポンの社長生態学 (朝日新書)
國貞文隆
朝日新聞出版
売り上げランキング: 43723
Submit comment